王子の森って? 水が生きる、命が生きる、人が生きる。それが、王子の森。だから、国内外の森林認証制度が認めてくれる。

木が生きる、王子の森

約47万ha 育てているのは、東京都の約2倍の広さの森です。

「木を使うものは、木を植える義務がある」、こう考えて、私たち王子グループは国内外で積極的に植林を行っています。そんな"王子の森"は現在、国内では18.9万ha、海外では28.5万haの合わせて47.4万ha。これは東京都のほぼ2倍に当たる広大な面積です。大切に育てた大きな木は資源として生まれ変わり、その枝葉は環境づくりや社会貢献という実を結んでいます。きっとみなさんもどこかで豊かな"王子の森"に出会っているかもしれませんね。

約29万ha 40年にわたり海外に植えた木々が私たちのそばに。

海外植林 分布図

海外での"王子の森"は今からおよそ40年前(1971年4月)マレーシア・ジョホール地区の試験植林からスタートしました。現在では世界9カ国(カナダ、ブラジル、ニュージーランド、オーストラリア、中国、ベトナム、インドネシア、カンボジア、ラオス)、14ヵ所、その総面積は28.5万haにも及びます。今後も、さらに積極的な植林事業を進めていく予定です。 ※ Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes

約19万ha 植林→伐採→活用→植林→伐採→活用・・・、森を未来につなげます。

国内社有林 分布図

国内で所有する"王子の森"は全国約700ヵ所、総面積は19万ha(うち天然林は約10万ha)、民間では最大規模の面積です。半世紀前の大規模な植林政策により、成熟期を迎えた国内の人工林。これらを伐採して資源として活用すること、そしてそこに新しい木を植えること、持続可能な森を次の時代へと確実に受け継いでいくことが広大な森林を保有する私たちの責任と使命です。

1,360万t-CO2 北海道が排出する、約一年分の二酸化炭素を吸収しています。

光合成することで酸素をつくり、二酸化炭素を吸収する森林。世界的に森林が少なくなっている中、"王子の森"では国内社有林、海外植林合わせて年間1,360万tーCO2もの二酸化炭素を吸収固定。地球温暖化の防止に一役買っています。これは家庭からの排出量に換算すると*1、約270万世帯分の年間排出量に相当。広大な北海道の世帯数、2,606,676世帯*2を上回っているんです。

*1 1世帯あたりの年間排出量4,852kgーCO2(平成21年度 温室効果ガス インベントリオフィスより) *2 平成23年3月31日人口・世帯数、平成22年度人口動態(都道府県別):平成24年3月9日公表

命が生きる、王子の森

約11,000ha イトウさんも、森に住んでいます。

国内の"王子の森"19万haのうち10万haはさまざまな生物が生息する天然林、さらにそのうち11,000haは環境保全林に指定して、土壌や水源や稀少な森林を保護するために適切な管理をしています。たとえば北海道の猿払川の広大な流域を占める"王子の森"には、国際自然連合(IUCN*)と環境省から絶滅危惧種に指定されている日本最大の淡水魚イトウが生息。水辺の森を豊かに保つことで、エサとなる昆虫や小魚が集まりイトウの保護につながります。森を育てることは、貴重な命を育てることでもあるんです。 * International Union for Conservation of Nature Resources

世界中でさまざまな命を見守っています。

北海道のイトウの他にも、国内外で自治体や住民のみなさんと協力しながら生物の多様性を守ることにも取り組んでいます。ニュージーランドでは飛べない鳥キウイの保護活動協賛、ブラジルでは希少種ムトゥンの繁殖・飼育活動をしています。また、ブラジルの植林地では、アリクイ、バク、オオカミ、サル、ワニ、ハヤブサ等が観察されています。王子の森には、たくさんの命が自然のままに生きているのです。

人が生きる、王子の森

約19,000人 森は、人も環境も豊かにします。

国内、海外合わせて"王子の森"の植林事業に関わっている人は約19,000人。森を守り育てることは環境づくりだけでなく、経済の活性化にも役立っているんです。たとえばベトナムでは雨期には植林、乾期には伐採と、年間を通じてたくさんの雇用を生み出しています。また植林を通じて生まれる地域の人々とのコミュニケーションから、地域に必要な学校の備品の寄贈やインフラの整備なども支援しています。森から生まれるのは紙だけではありません。人と人とのつながりも生まれているんです。

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