うんち教室

うんち教室(王子ネピア×日本トイレ研究所)

<活動再開>

コロナ禍を経て、一時中断していた「うんち教室」ですが、2024年にリニューアルした内容で復活。
今後も、出張「うんち教室」を中心とした取り組みを続けていきます。

ご要望にお応えして「小学校高学年向けうんち教室」の学習プログラムを開発しました!

小学校高学年向けうんち教室

2007年から日本トイレ研究所とともに開始した「うんち教室」。
うんちを知ることで、自分の健康づくりについて考えるきっかけづくりや、小学校で安心してトイレに行ける雰囲気づくりをすることを目指していました。

開始から15年がたち、「高学年向けのプログラムもほしい」という現場の先生方から、要望をいただくことが増えてきました。

その背景には、昨今の社会状況が大きく変わり、小学生の日常生活にも影響がでていることや、小学校でもSDGsや環境問題、ダイバーシティなどについて、学ぶ機会も増えていることなどから、高学年に適した内容の新プログラムを求める声が増えていったと考えられます。

そこで、王子ネピアと日本トイレ研究所は、小学校の養護教諭や小児外科医、教育学の大学教授と一緒にプログラムを開発、完成いたしました。

テーマは大きく3つ「うんちから考える“健康”」、「トイレの衛生とマナー」、「トイレとSDGs」。
小学生はもちろん、大人が読んでも“ためになる”テキストです。


「うんち教室テキスト」はページの一番下からダウンロードいただけます。

「サステナブル・セレクション一ツ星」を獲得!(2021年2月)

サステナブル・ビジネス・マガジン『オルタナ』が主催する「サステナブル・セレクション2021」の一ツ星を獲得しました。

「サステナブル・セレクション」とは・・・

サステナビリティ/CSR経営/SDGs(持続可能な開発目標)などの理念のもと、サステナブル・エシカルな設計思想を反映した製品/サービス/ブランドに対し、オルタナが社会にお勧めできると判断したものに贈られます。

詳しくはこちら

日本トイレ大賞「女性活躍担当大臣・男女共同参画担当大臣賞」を受賞!
(2015年9月)

日本トイレ大賞とは、
内閣官房女性活躍担当大臣の下で開催された政府の「暮らしの質」向上検討会の提言にて、暮らしやすい空間へと転換する象徴としてトイレが取り上げられ、快適なトイレを増やす取り組みを進めています。
その一環として、トイレの空間やトイレに関する活動の好事例を世の中に紹介すべく、公募の上、特に優れた事例を表彰するものです。

募集対象は、世界に誇りたくなるトイレ、子連れで利用しやすいトイレなど、優れた「トイレ空間」のみならず、日本の技術を生かした環境に優しいトイレ開発や、快適なトイレを通じた観光支援などの「活動」も対象とされていた中、全378件の応募から、当社の活動「うんち教室」含め、28件が選ばれました。

うんちを通した、ネピアらしいサステナビリティ活動。それが、「うんち教室」です。

トイレットペーパーを届ける企業として、うんちを通して、社会のために貢献したい。そんな思いから、2007年、日本トイレ研究所とともに、王子ネピアがはじめたユニークなサステナビリティ活動が、学習プログラム「うんち教室」です。

うんちを知らない、うんちに行けない、小学生たちのためにスタート。

排せつは、食事をとることと同じように、生きていく上で大事なこと。でも、食事と健康については「食育」という言葉があるように学ぶ機会は多いのに、子どもたちが排せつと健康を学べる機会は、なかなかありません。
また、小学校の現状を見てみると、「学校のトイレでうんちをするのが恥ずかしい、だからうんちをがまんする」という子どもたちもいて、これは、健康にとてもよくないことでもあります。
うんちを知ることで自分の健康づくりについて考えるきっかけをつくること。小学校で安心してトイレに行ける雰囲気づくりをすること。こうしたことを目指して、いままでになかったユニークな学習プログラム、「うんち教室」がはじまりました。

うんちを知ることで、健康や栄養、環境を、正しく楽しく学べるプログラムです。

「うんち教室」とは、子どもたちと一緒に、トイレやうんちの大切さについて話し合う、総合学習プログラムです。
教材として用いているのは、1週間分の自分のうんちの状態を描いて記録できる「うんち日記」。うんち日記には、元気なうんちをするための情報がいろいろと盛り込まれています。

こうした教材を用いながら、「いいうんちと悪いうんち」「いいうんちをするために食べるとよいもの」「和式トイレの使い方」「トイレのマナー」などを伝えていきます。また、オガクズ粘土を使った「うんちえんぴつ」づくりなど、子どもたちが楽しめる工夫もこらされています。

思いっきり楽しみながら、うんちを正しく知ることで、健康や栄養、環境について考え、「自分のうんちは、自分の健康とつながっているんだ」「いいうんちをすることって、かっこいいんだ」ということに、子どもたち自身に気づいてもらうプログラムになっています。

うんち教室自体はほんの数時間で終わってしまいますが、これをきっかけに子どもたちの中で、毎日の排せつに対する意識が変わっていくのがわかります。うんち教室の実施前と実施1週間後に、参加児童にアンケートを行ったところ、以下のような結果も出ています。
こうした子どもたちの変化に、学校の先生方や保護者の方からもうれしいお声をいただいています。

2021年には、小学校中高学年向け「うんち教室」プログラムも開発。これまでの小学校低学年向けのプログラムと合わせ、小学校全学年でうんちを通して自分の健康や環境について学習することができます。

教材を開発!
「トイレにステッカーを貼ろう」

“トイレットペーパーは森からのおくりもの”という思いをこめて、新教材のステッカーを作りました。
これから気をつけたいことや実践したいことなど、うんち教室で学んだことなどを吹き出しシールに書き込みます。
それを木のイラストのステッカーに貼って完成。トイレなどに貼ることで、うんち教室で学んだことが思い出せ、行動変容を促します。

うんち教室の効果

うんち教室の実施前と実施1週間後に、参加児童にアンケートを行いました。

◆うんちをすることは、大切だと思いますか?

「思う」と回答した児童が実施前は87.3%だったのに対し、実施後は92.9%になった。

うんちをすることは、大切だと思いますか?

◆自分のうんちの色や形をチェックしていますか?

「毎回」または「たまに」と回答した児童が実施前は79.1%だったのに対し、実施後は88.1%になった。

自分のうんちの色や形をチェックしていますか?

「うんち教室」は広がっています。

2007年、「うんち教室」は、都内の5校からスタートしました。2018年までに、徐々に規模を広げ、約19,000人以上の子どもたちが参加しました。
また、2009年から、全国の学校の先生方を対象とした、「うんち教室の開き方」を学べる講義も実施。これまで約300人の先生方に受講していただき、授業の一環として取り込んでいただくことも増えてきました。
2012年からは、国際分野を学ぶ大学生がサポートとして「うんち教室」に参加。小学校での教育現場のみならず幅広い分野で活動を理解してもらい、更なる普及・拡大を目指しています。

◆うんち教室に参加した児童の数(2007年~2018年)

小学校低学年向け「うんち教室テキスト」と「うんち日記」、小学校中高学年向け「うんち教室」

▼こちらよりダウンロードいただけます。より詳しい情報をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

トイレにポスターを貼ろう!

“トイレットペーパーは森からのおくりもの”という思いをこめたステッカー。ご家庭用にはダウンロードできるポスター版もご用意しています。
ふきだしには、考えたことや感じたこと、トイレットペーパーを大切に使いたくなるメッセージを書いて完成させよう!
白黒バージョンはキミの好きな色をぬってみよう!

お問い合わせはこちらから
http://toilet.or.jp/contact/