4月21日~25日
初めて訪れた東ティモール。印象的だったのは、独立のために破壊された建物がそのまま残っていたことと、難民キャンプの多さ。黒く焼け焦げた廃墟があちこちに点在していた。その脇を子どもたちが元気に走りまわっていた。青い空と海と、咲く花は美しかった。
6月8日~12日
昨年は存在しなかったプロジェクトのトイレが完成していた。初めて撮影。個人的には首を怪我していて、かなり無理を押しての撮影だった。その分、何もかもが思い出深い。奥地まで行くことができず、アシスタントにカメラを託したこともあった。
6月6日~11日
行く先々の村では、どこで大きな歓迎を受けた。この年、山岳地帯まで行く。コーヒー栽培が盛んな村。遠くに東ティモールで最も標高があるラメラウ山(2890m)を望む。小さな写真展を現地でやらせていただく。赤道直下で、長野県諏訪の氷上でスケートをする子どもたちの写真展。
2012年4月8日~14日
山岳地帯の村で、地元のNGOの人たちによってトリガリング(トイレの必要性への気づきを促すワークショップ)が行われた。その様子を見た。長い習慣に裏打ちされた人の意識を変えることの難しさについて、考えさせられた。最初にトイレを作ることに同意し、サインした人の姿と勇気が忘れられない。