東ティモールの乳児死亡率は出生1,000人あたり42人、5歳未満児死亡率は出生1,000人あたり50人。2008年の調査にくらべ、ずいぶん改善されましたが、まだまだこれは深刻な数字です。農村部の衛生的なトイレの普及率は、27%にとどまっています。また、安全な水を手に入れることができる人の割合も、都市部に比べて低く、都市部と農村部の、大きな格差が課題です。衛生的な水やトイレを手に入れにくい、こうした状況が、下痢性疾患や感染性を引きおこし、子どもが亡くなる大きな原因のひとつになっています。
壊れて使えなくなった小学校の
トイレ便器には石などが詰まっている
壊れたコミュニティの給水設備
農村部に暮らす子どもたち
※1 中間出生率変化予測に基づく ※2 ユニセフ・WHO「水と衛生 共同モニタリング・プログラム2014」