ホーム > nepia 千のトイレプロジェクト2008 : 東ティモール人々の声
視察に訪れた東ティモールの村々では、できあがったばかりのトイレを大切に使う様子を見ることができました。トイレの建設を喜ぶ8名の方の声をご紹介します。
村人がトイレのないところで用を足しているのを見ていて、これではいけないと常々思っていました。はじめは、どれくらい多くの村人たちがトイレを欲しがっているか、わからなかったのですが、要望を聞くうちに、実は、村の多くの人がトイレを望んでいることがわかりました。今では、村人たちが皆一丸となってトイレを作っています。
トイレ第一号の持ち主として、ただ、ただハッピーの一言です。日本の皆様からのサポートには心から感謝しています。村の他の人たちも、私のトイレを見て、それがどんなに便利で良いものか実感がわいたのでしょう。皆がトイレを作ろうと頑張り、村全体のモチベーションが格段に上がりました。
トイレができる前は、用を足したあと、主に葉っぱや石で拭いていましたが、トイレが出来てからは水(雨水)を使ってきれいにしています。布を使って乾かします。
自宅にトイレがなかったころは、茂みで用を足していました。一方、夜間には遠くへ行けないので、近くで用を済ませていました。生活場の近くが不衛生になる原因でした。自分の家にトイレができたことで、生活は改善されました。家族の皆が健康で、安心して暮らしています。
トイレは家族で順番に掃除しています。トイレは私たちにとって、とても重要なものです。キッチンよりも大切なぐらいです。ですから、掃除は毎日2回しています。
もうトイレが無い生活なんて考えられません。
学校でも衛生について勉強しています。トイレの後は、石鹸で手を洗っています。以前よりも衛生に対して意識が高くなりました。 学校で習った手を洗うことや、爪を切ることなどを、両親や弟や妹たちにも教えています。 将来は、お医者さんになりたいです。
現在、学校のトイレは使えないので、近くに住んでる生徒は家に帰って用を足しています。遠くの子たちは、外の茂みでするしかありません。
家にトイレが出来たので、そういう子たちにトイレを貸してあげることができるようになりました。私には、貸してあげることも嬉しいことですから。我が家にトイレがあるのは自慢の一つでもあります。
トイレの掃除は誰とは決めず、家族の皆でやっています。トイレ掃除はちっともいやじゃありません。だって健康のためには大事なことだと分かっていますから。一日に2〜3回、掃除をしています。
トイレは私たちを病気から解放してくれる大事なものです。
トイレが出来て、子どもたちに健康について、もっと理解してもらえるようになりました。これまでは衛生管理を教えようとしても、現実が伴いませんでしたからジレンマがありました。トイレが出来てからは、生徒たちも実感してくれています。
−彼のトイレは雨水を利用できるように工夫されていた。屋根の溝をつたい、雨水がトイレ内に設置された桶にたまるようになっている。
この仕組みは元々、村にあった知恵です。私も祖父や父から教えてもらいました。生活用水はそうやって蓄えられていました。それをトイレにも利用したら良いだろうと考案し、自分のトイレに付けました。
さらに、トイレにはカギも付けました。
使用していないときに、子どもたちがイタズラしたり、壊したりしないようにするためです。トイレは大切なものですからね。
トイレの入り口に小石を敷きました。トイレに入るときは履物を脱いでいますが、さらに清潔に保つように、足裏を石でこすってキレイにします。
私が考えたんですよ!オリジナルです。いいでしょ。
キッチンよりもトイレの方が大切だと考えています。トイレが完備されることで生活環境が向上するからです。
トイレがあれば下痢をはじめ、多くの病気を予防できると知っていました。
ですから、村の人たちにトイレの大切さを呼びかけ、皆の賛同を得られるように話し合いました。
トイレができて、とても喜んでいます。トイレが出来るまではコーヒー畑などで済ませていましたから。
男性は用を足すときにトイレを汚しがちです。日本も同じでしょ?もちろん、汚したら、自分で掃除するように言いますよ(笑)。