東ティモール視察レポート

事前視察レポート

エルメラ県レテフォホ郡カトライ・レテン村のサニテーションマーケティングの活動を視察。

サニテーションマーケティングとは、住民のビジネスグループが中心となり、トイレの建設資材を作ってコミュニティの内外に販売する活動のこと。衛生に対する意識の向上にも寄与するほか、新たな現金収入獲得の手段となります。
このグループでは、ユニセフから提供された型枠を使って、セメント製の便器や便槽の資材を製造し、住民に販売する活動を行っていました。実際に、型枠を組み立て、製造するプロセスの説明を細かく教えてくれました。

nepia 千のトイレプロジェクトの支援は、村でのトリガリングの実施やトイレづくりの指導です。そうした支援により、トイレづくりをはじめた村人の中で、さらによりよい資材を使ったトイレをつくりたいと考える人たちは、こうしたビジネスグループから資材を購入しています。ネピアの支援がきっかけとなって、衛生への意識が高まり、村の新たなビジネスにもつながっているのです。

そうやってネピアの支援と、現地のビジネスがつながってつくられたトイレを見学することができました。サニテーションマーケティングの資材を使ったセメント製の便器や、便槽が使われていました。

また、同村の民家を訪問すると、建設途中のトイレがありました。持ち主の方は、「現在はコーヒーの収穫時期なので作業が止まっていますが、コーヒーの収穫後、現金収入が得られたら、トイレの建設を再開したいです。」と語ってくれました。

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