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今年で第7フェーズを迎える「千のトイレプロジェクト」視察のため、東ティモールを訪問いたしました。2008年にスタートしたユニセフの活動を支援するこのプロジェクト。はじめの2年は「資材提供型支援」でしたが、3年目以降は住民に「気付き」を与え、自分の手でトイレを作ってもらえるよう、自尊心によって屋外排泄を自らやめるという教育をしていくCLTSという、コミュニティ主導の包括的な衛生アプローチに変わってきました。
「千のトイレプロジェクト」は、ただトイレを作るだけでなくユニセフを通じて東ティモールの「水と衛生」の環境整備に大きく貢献している。今回の訪問では、そういう本質的なものを知ることができました。このように、プロジェクトが年数を重ねながら進化、発展している様子を視察することができたのは、私にとって大変有意義なことでした。本年度よりネピアが掲げている「ネピアクオリティ」。その社会品質を担う大きな柱として、今後もこのプロジェクトをお客さまとともに、続けていけたらと思います。