nepia 千のトイレプロジェクト2010

2010年の目標

東ティモールの4つの地域(アイレウ、エルメラ、マナトゥトゥ、リキサ)を対象に、農村部の1,000の世帯と、1,500人の学校の子どもたちが、衛生的なトイレと、安全で清潔な水を継続的に使用し正しい衛生習慣を身につけることを目指します。

1,000以上の世帯での トイレづくりの支援。

農村部の10の地域で、屋外での排泄の根絶を目指します。地元のNGOの技術的なサポートのもと、1,000以上の世帯がトイレのつくり方を学び、トイレづくりに取り組みます。

給水設備の整備。

5つの地域や近隣の学校が改善された給水設備を使えるようにします。地元で手に入らない資材や、必要な道具、技術は、ユニセフが、地元NGOなどのパートナーを通じて提供し、住民が主体となって整備を進めます。

衛生習慣の普及。

農村の1,000以上の世帯と5校の小学校に通う子どもたちが、よりよい衛生習慣についての情報を得られるようにします。

ユニセフが進める東ティモールのトイレづくり

東ティモールでは2015年までに55%以上の人々が衛生的なトイレを利用できるようにすることを目標としています。これまでの活動により、衛生状況は改善されてはいるものの、目標を達成するにはさらに多くの人々がトイレを使えるよう、取り組みを加速する必要があります。
そのためユニセフは、住民がより主体的にトイレ作りを行えるよう支援をしています。村の人々に屋外排泄がなぜ病気の原因になるのかを伝え、地元に適したトイレの作り方を指導し、トイレ作りの材料が身近に手に入るような環境を整えた上で、住民自身がトイレの形状を選び、資材を調達し、トイレを建設します。(一部貧しい世帯にはトイレ用の資材を購入するための補助金を支給します)住民主導のトイレ作りを進めることで、より多くの世帯がトイレを持続的に使い続けられるようにすることを目指しています。
(財)日本ユニセフ協会 個人・企業事業部 林田 佳子
トイレができるまでについて、詳しくはユニセフのページをご覧ください。