プロジェクト第4フェーズ(2011年度)では、東日本大震災が発生したことを受け、ネピア商品の売上げの一部を寄付する従来の仕組みではなく、王子ネピアからの企業寄付というカタチをとり、ユニセフを支援しました。
第3フェーズのプロジェクトの遅延の影響で、こちらのプロジェクトの進行にも遅れが発生しておりますが、現地ではユニセフや地元NGOを中心に活動が進められています。
第4フェーズのプロジェクトでは、 16集落で屋外排泄根絶の環境を整え、 1,000以上の世帯が改善されたトイレを使えるようにすることを目標としています。
2013年1月現在、現地では以下の活動が行われています。
©UNICEF/Timor-Leste
©UNICEF/Timor-Leste
- 私はコミュニティの保健員なので、コミュニティ住人のロールモデルにならなくてはなりません。ほかの人にトイレをつくるよう促す前に、私がつくらなくては!
- 地元資材でつくったトイレは耐久性が低く、あまり長持ちしないかもしれません。でも、トイレによって家族のプライバシーが守られるのですから、毎年穴を掘り、つくり直すことも苦ではありません!
- 以前は家族全員が豚小屋で用を足し、排泄物は豚のエサになっていました。トリガリングに参加して、私たちは自分たちの排泄物を食べているのと同じことをしていると気がついたんです。
- 私は、友達がしているみたいに茂みで用を足すのが嫌いなのでいつもトイレを使っています。トイレに行くように友達に言ったけれど、ほんの数人しかわかってくれませんでした。
- 私はコミュニティのあちこちにある排泄物なくしたい。排泄物のない衛生的なコミュニティにしたいんです!
- 排泄物が地面に放置されていたら、子どもたちは遊んでいる時に、それが何だかわからず手にしてしまうかも知れません。子どもたちが排泄物に触れてほしくないので、トイレをつくりました。
- 私は、もう随分前にトイレをつくりました。私はトイレを使い続けていますし、整備もしています。トイレを使うことがもう日々の習慣になっているのです。コミュニティの人たちにもトイレをつくってほしいです。そうすれば、みんなが衛生的な環境を得ることができると思います。
©UNICEF/Timor-Leste